地震や風水害等の大規模災害発生時の災害復旧事業に関する支援体制拡充のため、「防災エキスパート制度」があります。これは、公共土木施設等の整備・管理等に豊富な経験を持つボランティアの人たちを「防災エキスパート」として登録する制度で、阪神・淡路大震災を契機に、平成8年に建設省(現国土交通省)において発足しました。
北海道開発局の機械部門では、保有する災害対策用機械等に関して災害出動時における迅速な情報収集・提供及び支援活動を行うために、令和2年10月5日に「北海道開発局機械防災エキスパート制度要綱」が制定され、同日付で当支部へ事務局としての協力要請がされました。
これを受けて当支部では、「機械防災エキスパート事務局」を設立してその運営要領を制定し、現在に至っています。
機械防災エキスパートの登録、活動支援
令和6年7月現在で、18名の行政経験者(北海道開発局OB)の方が機械防災エキスパートとして登録されています。
機械防災エキスパートの活動はボランティアで原則的に無報酬となります。また、所属企業等のご理解・ご協力が必要です。ご理解・ご協力のほど、よろしくお願いいたします。
当協会では、活動中の事故等による本人の傷害等や第三者に与えた損害等に対処するため、傷害保険・賠償責任保険に加入しています。
災害時の活動
北海道開発局からの出動要請に基づき、活動を行うことになります。
平常時の活動
北海道開発局が開催する災害対策用機械操作訓練、機械防災エキスパート講習会、防災関係の講習会・講演会・セミナー等への参加を行う予定です。